僕のとある五日間ともう一つの日々の話 PRIVATE WORKS
ROLE WEB DESIGN
YEAR 2024
(Overview)
「見えないもの、見えにくいもの」として音楽を聴き視覚化するという課題に対して、物理的な見えなさと知覚的な見えなさに着目し映画監督クリストファー・ノーランの時間逆行や交差による非直線的な時間軸操作の手法をWebで表現した実験的なサイト作品です。
こちらはミームデザイン学校(社会人向けデザイン学校)で、デザイナーの大原大次郎さんが行った授業課題で作成しました。
(Description)
- 課題概要
- 大原大次郎さんが行っているTypogRAPyという音楽グループの「読む」という複数人が朗読を行っているような課題曲を聞き、視覚化するというのが今回の課題でした。
この曲は、ただ朗読を行うだけではなく言葉を変形させたり重ねたりするような言葉の響きを大切にしており、その分全体としての言葉の意味は見えづらいなと感じました。
ここから、視覚化といっても”物理的に見えない”という意味と、”知らない、分からない、理解できないから見えない”という知覚的な意味があると考え、視覚化するにあたって目に見えるものをアウトプットとすることで物理的な視覚化を行う一方、課題曲のような難解なものにすることであえて知覚的な視覚化の方は行わないというものを作成しようと思いました。
このような難解ゆえの見えづらさは、映画監督であるクリストファー・ノーランが行う時間逆行や交差による非直線的な時間軸操作の手法に近いと感じ、この手法を引用して非直線的な時間軸をWeb媒体で表現しました。
コンテンツとして自分のとある五日間の話を入れており、これによって逆スクロールで進むインターネット上の時間軸と、五日間を順不同に描いた現実の時間軸の、二つの非直線的に進む時間軸を表現しました。
加えてリアルの自分の五日間と想像での五日間を織り交ぜることで、課題曲の複数人による重なりの箇所を、現実と想像の二つの自分の視点の重なりで表現した。
- 制作範囲
- Webデザイン/コーディング
(NEXT PROJECT)